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コソコソおたくの戯れ言。馬鹿なことを一生懸命やるから面白いんだ!!

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■ 2007/07/21 (Sat)  『悪魔の恋』ジャック・カゾット。

『悪魔の恋(le diable amoureux)』
ジャック・カゾット(著) 渡辺 一夫・平岡 昇(訳)
世界幻想文学大系 第1巻
国書刊行会(出版社)  1976.11(刊行)

個人的キーワード:美女は悪魔、マザコン(マリア信仰?)

ファウストだけでは飽き足らず、こんなマニアックなのにまで手を出してしまいました(笑)
この世界幻想文学大系は古書でなかなか手に入らないらしく、図書館でぐらいしか読めない本だと思うので、これは希少な経験かも……!

なんと『ファウスト』のゲーテ(独)と、ジャック・カゾット(仏)は同時代の人でした(ジャックの方が1世紀ほど後のようなイメージが・・・何故に)。何やらシンクロニシティを感じます。確かに「元素」なんて、なかなか出てこない単語ですよ。ここら辺、時代背景とか調べてみたら面白いかもしれません。啓蒙思想とか、秘密結社とか。(そういえば、黄金薔薇十字結社とかいう一昔前のヴィジュアル系的な名前の、反啓蒙思想の秘密結社が在ったらしい。思わず笑ってしまうぞ、このネーミングセンス。)

以下、内容に触れてみる↓
どうにも『ファウスト』と比べてしまうけれど、そこは目をつぶって頂きたい。どちらも悪魔と契約する話ですし。

メフィストフェレス(ファウスト)とベエルゼビュート(悪魔の恋)では、圧倒的にメフィストの方が魅力的に感じました。後者は美しい姿になりますが、段々傲慢になり可愛らしさがなくなってゆくんですよね。(誘い受けから襲い受けに……いやむしろ攻め??)
とはいえ、『ファウスト』は戯曲ゆえに客観的、『悪魔の恋』は主人公アルヴァーレの主観によって描かれているという違いがあるので、私の主観による比較でしかないのですが。そうなると、わたしが女だからかもしれない(笑)

この小説の面白さは、三つある180度転換だと思います。
1.悪魔の化けた少年(biondetto)が、いつの間にか少女(biondetta)になっている。
2.「『お前が家来になることを許し、お前に私の保護を与えてやる』とおっしゃってください。」→「あなたは惜しみなく、永久に、あたしのものになってくださらなくてはならないのですわ。」(biondetta)という関係性の逆転。
3.初夜の後、悪魔は美しい少女(biondetta)からおぞましい化け物へと姿を変える。

もう一つ。正直、悪魔が絡まなければただの恋愛小説で、そうなると中盤は痴話喧嘩が延々続くだけでつまらなくなるんですが、実際はカップルの片方は悪魔なわけで。読者は「この悪魔は本気なのか」「それとも、騙してるのか」という疑心暗鬼に駆られながら読むんですね。多分、そこが面白いんじゃないのかなぁ……と思いました。

で、この物語の結末はというと
「すべてこれは、夢のようだ」
というわけで。
興味があったら読んでみて下さい。
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