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コソコソおたくの戯れ言。馬鹿なことを一生懸命やるから面白いんだ!!

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■ 2007/10/02 (Tue)  トラウマとナルシシズム。

※ ナルシシズムの解釈が間違ってるような気がしたので書き直しました。10/3追記。

ルルーシュについて語り過ぎた……、うん、好きなんですよ!
そういえば進路選択のときに、心理学か、今の進路かって、最後まで悩んだんだよな。結局は理系だからって言う理由で今の進路を選んだわけですが。
ド素人の考察なんで、真に受けてはいけませんぞ。

ではでは、ようやくスザクについて。
先に結論から言わせてもらうと、スザクにとってルルーシュは世界の全てだったんだなーと……ゲフゲフ、と、とりあえず一旦忘れてください。今回ルルーシュはあんまり出てきません。

スザクはルルーシュに「変わったな」と言われるように、トラウマが原因で価値観を変化させています。
その価値観の変化を考える上で重要なのが、ナルシシズムではないかなーと。といっても、ルルーシュみたく自尊心という意味でのナルシシズムではなく、トラウマの結果として引き起こされる一種のナルシスト的な心理状態のことです。
もう一つは、スザクの無意識。ルルーシュが意識の人ならスザクは無意識の人です。ルルーシュは頭脳派と言われるように、言語的思考力に優れていたため意識的にトラウマに対応することができる。逆に肉体派のスザクには彼ほどの思考力は無い。そこで、トラウマへの対応は無意識に行ってしまう。
とまぁ、そんな感じでポイントが2つ。

今回は、ルルーシュ達と別れてから再開する前までのスザクに絞って考えます。↓
さて、スザクのトラウマですが、これは全て「父殺し」に集約されていると考えて良いでしょう。9巻のピクチャードラマで明言されているのですが、スザクは父ゲンブを殺したことを後悔しています。そして、戦争が起こって沢山の人が死んでしまったことと、ルルーシュやナナリーとあんな風に別れなければならなかったことを、全て父を殺したせいだと思っています。このときスザクは「自分のせいだ」と考えることでしか世界を秩序立てられなかったのです。この、生きるために自分を否定しているという矛盾がスザクの本質なのです。

けれども、スザクは「あの戦争で父は死ななければならなかった」(STAGE5)と父の死を肯定することで、自分を肯定している。これは何故か?

結果としてスザクは、このトラウマと向き合うことができずに、無意識に封じ込めてしまったのです。前回の記事触れた防衛機制の「抑圧」ですね。こうして、彼は「生きるための自己否定」を知らず知らず無かったことにしてしまっていた。この「抑圧」が続くと「無意識の葛藤」が起こります。結果、自分の本当の欲求を意識できなくなり、自分の中の価値観を見失ってしまいます。そこで、その価値観を外部に見出そうとするわけです。それが「戦争終結のためのゲンブの死」であり、ルールの遵守。周りの人の価値観を自分の価値観だと思い込んでいるのです。「今の社会を否定しても意味はありません。認められて変えていける力を持つ事こそが」(STAGE17)という台詞に良く表れていると思うのですが、彼は社会に認められる自分になる事に価値を感じている。言い換えれば、周りの人の目に映った自分の姿に価値を見出している。これが抑圧の結果としてのナルシシズム的心理状態です。ここで、スザクにとっての社会がブリタニア社会であるのは、ルルーシュ達と別れてからずっとブリタニアの中で生きてきた事を考えれば当然の事と言えるでしょう。

更にこのナルシシズムを説明するには「反動形成」という防衛機制の働きにも注目する必要があります。反動形成とは、感情や欲求を強く「抑圧」した結果、正反対の感情や欲求を持っていると思い込んでしまうことです。
スザクは「生きるための自己否定」を強く抑圧した結果、無意識に「自己肯定のための死にたがり」を生み出しました。
また、

「反動形成」は、不自然な形で現れる場合が多く、その思考も行動も強迫的になりがち

なんだそうです。スザクが死に急いでいるように見えるのはそういうことだったんですね。

同様にスザクの「過程重視」の考えも、反動形成から説明できるかなぁ。
だけどその前に、そもそも何故「生きるための自己否定」という矛盾が生まれたのか?
それは、「戦争による人々の死」「ルルーシュ達との別れ」という結果の原因を全て「父殺し」に求めたから。そうして彼は原因と結果だけを見て因果関係を構築してしまった。これも一種の結果主義と言えるのではないでしょうか。そしてこの結果主義的考え方の強く「抑圧」した結果、「過程重視」の価値観が無意識に生み出されたと。(逆に、この「過程重視」が、反動形成によって無意識に生み出されたものではないとすると。単に「間違った結果になったから、手段が間違っていたのだ。今度は過程(手段)を重視しなければ」ってことだと思う。ただ、23話以降「過程過程」と口にすることがないので、反動形成によって無意識に生み出された価値観だったと考える方が妥当かな - 追記:2007/10/03)
どちらにしろスザクの「過程重視」は、思考過程を経ることなく結果的に生み出された価値観なのです。スザクに過程が足りないってのは正解なんですけど。

少し話を戻します。
生きるための自己否定」という矛盾が示すとおり、これは彼にしか通用しない因果関係です。何故このような矛盾を当然のように前提としているのか?
スザクは原因と結果の間に思考という過程を挟まなかったのです。10才の彼は、ルルーシュと違って、過程を考える為に必要なだけの言語的思考力を持たなかった。そして、トラウマを「抑圧」した。抑圧とは思考を放棄することです。
そうしてスザクは「過程重視」へと変わったが、実際は思考を放棄している。重視すべき過程の無い状態で、価値観だけが一人歩きしているんです。

……うーん、なんかこれではスザクは何にも考えていないみたいだな……ルルーシュも「行動する前に考えるということをしろ!」って言ってるしなぁ。ええと、少なくともトラウマに対しては、完全に思考を放棄しています。しかし、それ以外のことに関してはどうなのか?
そうですね、いったんトラウマ(=欲求不満状態)を「抑圧」してしまうと、その後それに関わる欲求を全て「抑圧」してしまうだろうと考えられます。スザクは「生きるための自己否定」という自分の生そのものを抑圧しているため、生きている限り抑圧が続き、思考停止状態が続く。

やっぱり何も考えていなかった…!!

何も考えずに行動できるわけ無いでしょ! っていう反論があると思いますが、ここで言う思考停止とは、過程を考えずに原因と結果を結びつけている事を指します。スザクはその因果関係を経験として蓄積し、物事に対してその経験を返すことで行動していると考えられます。彼は直感が優れているらしいので、過程をすっ飛ばしてもそれなりに正しい因果関係を得ることができているのでしょう。ただ、偶にスザクにしか通用しない因果関係で行動するため、「天然」「空気読め」って言われるわけだ。

そろそろパンクしそうなので一旦まとめます。

1.無意識に抑圧されたスザクの本質
「父殺しの後悔」「結果主義」「生きるための自己否定」
2.反動形成によって無意識に思い込んでいる欲求
「父の死の肯定」「過程重視」「自己肯定のための死にたがり」
3.抑圧の結果としてのナルシシズム的価値観
「ルール重視」「ブリタニア社会で認められたい」

この全部の価値観(=欲求)が、スザクの中に同時に存在しているのね。こんなだと常に欲求不満状態だよ。思考停止するわけだよ。
しかしこれはまだ、ルルーシュ達と別れてから再開する前までのことだけですからね。更に、この前後にルルーシュの存在が深く関わってくるわけで……。
そろそろ息切れしてきたので続きはまた!

<参考>
とっても迷惑なナルシシズム(ナルシズム)
私の説明はかなり省略してるので、詳しく説明してあるこのページをお勧めします。
しかしだな、スザクが予想通りナルシシストとして描かれているとしたら、この否定されっぷりにはビックリしてしまうよ。とかいいつつ、このナルシシズムの説明を読んで「これなんてスザク!!」って思ったのは私ですが……。
ナルシシズム」 - Wikipedia
やはり専門用語が多めだが、色んな意味のナルシシズムについて説明してある。

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コードギアス | trackback(0) | comment(0) | 00:01


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